2006年07月05日

竹本真紀個展

名前が一緒なので前からとても気になっていて。
「竹本」って結構いそうでいないのですよ。だからといって親戚ということもないですが。笑

吹き出しが特徴的なカワイイ男の子(?女の子?)の画。
小さいサイズのものから大きなサイズのものまで、同じ男の子と思われる子が何かいいたげにこちらを見ているのだけど、一つ一つ色も違えば微妙に表情も違っていたりするので、ついついその吹き出しに入るコトバを考えてしまったりする・・・。

このキャラクターのメッセージカード欲しいですね。
吹き出しに思い思いのコトバを書いて。

〜新橋 exhibit Live&Moris(会期終了後)〜
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2006年07月04日

阿部 未奈子 展

びっちりキレイにカラフルに塗り分けられた風景。
ムラもハミダシも一切なく、とにかくびっちりで均質で。

単にカラフルに山の稜線や空を塗り分けてみた、というのでは面白くないよなぁ、きっと何かあるはず・・・と目を凝らして見てみる。こういうデジタルな感じの画を見るとついつい何かが足りないというか、ただの風景ってわけじゃないよね?って思って探ってしまうのだ。

じっと見ていると・・・・はっ!
山の稜線がうねりうねって龍になってたり、谷の部分が走っている人になっていたりと、部分部分に生き物が隠されているんじゃないかと思ってきた。もしかしたら私の勝手な妄想かもしれないけど、これは隠し画なんじゃないか?と。
作家さんにお話を聞いたわけじゃないので、真相は知らないけれど・・・、もし私の他にも画の中に生き物を発見した方いらっしゃいましたら教えてください。笑

〜日本橋 BASE GALLERY(6/22)〜
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2006年06月30日

大谷有花展 -fair-

もうひと月も前のことになってしまうけれど・・・。

最終日に行った大谷有花展。
身の回りで起きるいろんなことに少し疲れていたときだったのだけど、大谷さんの画を見ているうちにそんなこともすっかり忘れて、気分は穏やかに高揚していく。

大谷さんの画はいつも私に大事なことを気付かせてくれる。

前にも書いたけれど、やはり大谷さんの画を見ていると元気になって勇気が湧いてくるのは、”自分を信じる力”を画が呼び起こしてくれるからなんじゃないか、と思う。大切なものは自分の中にあるんだよって気付かせてくれるからなんじゃないか、と思う。

「fair」は近頃の私のテーマ。
仕事も人間関係も全てのことにおいて。
「fair」であることは美しいことなんだ。

身近に一つ大谷さんの作品が欲しいなぁ・・・。
今は2004年3月号のCasa BRUTUSにオマケでついている「キミドリの部屋」の大きめのプリントでガマンしているのだけど。笑

〜六本木 Gallery MoMo(6/3)〜
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2006年06月29日

川田祐子展

2,3年前の作品を見る機会があって、面白いなぁと思っていたところ、展力を編集していたら新作展をやっていることが分かり、楽しみに行ってきた。

細い線で縦横斜めに塗り重ねられた画面には独特の陰影があって、そのちょうど線が塗り重ねられた部分が球になって浮き出るように描かれている。線だけのものもあるが、そこにさらにハッチングといって細かい線で削っていく技法が加えられて、画面はより立体的になっていく。

以前の作品はピンクやブルーなどカラフルな陰影だったのだけど、新作のものは単色で、線もハッチングもより細くより精密に描かれている。余分なものがそぎ落とされたような感じで、線がより力を持っていて、私は新作のものの方が好きだ。

具体的なものが描かれているわけではないのだけど、自然の中にある細胞的なものを感じる。光の具合、見る角度によって浮き出る球の陰影が微妙に変化して、呼吸しているように見えるのだ。

〜京橋 かねこ・あーと・ギャラリー(6/15)〜
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2006年06月28日

石田徹也追悼展「漂う人」

この記事で、400展達成!

というわけで、記念すべき400展目は、もう大分前に終わってしまったのだけど、最近見た展覧会の中でいちばん衝撃的だったものを書こうと思う。

6月初旬に、ギャラリーQ、イセヨシ、ガーディアンガーデンの3箇所で同時に追悼展をやっていた石田徹也氏の展覧会。私はガーディアンガーデンの最終日に見に行って、他の2箇所の展覧会は見に行きそびれてしまった・・・残念。

昨年、31歳で他界してしまった石田徹也氏。
この展覧会を見たものなら誰もがこの方の死を嘆くだろう。
日本の美術界はなんてすごい人を失ったのだろう、と。

ギャラリーに入って思わず立ちすくんでしまう迫力の大作の数々。10年間に制作した作品が約180点あってそのどれもが1〜2mの大きな作品だという。大きな作品でも全く隙がない程丁寧に細かく描かれている。その画力も衝撃的だけど、見るものの眼を釘付けにするのはその描かれている独特の世界。

言葉を失うというか、作家の叫びと嘆きが痛いほど伝わってきて、こちらの胸が苦しくなってくる。何があなたをそんなに苦しめているのだろう、どうかそこまで思い詰めないでほしいと、もうここにはいない作家へ、届くことのない声をあげたくなる。

社会に対する恐怖。将来への不安。自己との葛藤。孤独。
自分の存在意義、人間の存在意義、生きること・・・。

一つ一つの作品の完成度の高さが、作家の作品への思い、制作することへの執着を物語っている。作家の魂は確実に作品に宿っていて、今もこの絵の中の世界を彷徨っているのではないだろうか、とさえ感じる。これほどまでにストレートに訴えかけてくる作品に出会うことはそうはないだろう、と思う。

彼がもしまだ生きていて作品を作り続けていたら、と思うと本当に惜しくて残念で仕方ない。でも、彼が遺した作品はこれからも生き続ける訳で、彼の思いと魂は作品と一緒にこれからも語り継がれていくべきで、そう考えたとき、後世に語り継いでいくべき芸術をやはりきちんと形にして遺していくことを早急にしなければいけないと、強く感じたのだった。

石田徹也氏の遺作集が出ています。最終日に私が行ったときには既に売り切れてしまっていたけれど、増刷されるらしいです。

〜銀座 ガーディアン・ガーデン(6/15)〜
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2006年06月27日

4人展 千葉正也/池田光弘/徐美姫/イェルヴァ・オグラン

池田光弘氏の作品が見たくて行ってきた。
前から気になっていたのだけど、今月の美術手帖を見て更に気になって。

とてもいい。
かなり高い透き通るような音が、遠くで「カキーン」と鳴り響いているような感じ・・・。(意味不明?笑)

そう、クリアな空気感だ。

暗い夜の森。その中を歩くフードをつけた人たち。この人たちが何者なんだかよく分からないけれど、静かな緊張感のある画。暗い画面だけれど恐さはない。空気の中の細かい粒子のようなものが色鮮やかにキラキラしている。金や銀の色は塗り方によっては暑苦しい感じになりそうなものだけど、そういう暑苦しさは一切なくて、むしろ逆に冷たくてクリアな冬の空気を思い起こさせる。夢の中を彷徨っているようなクールな幻想の世界。

〜清澄白河 SHUGOARTS(6/22)〜
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2006年06月26日

アートとともに 寺田小太郎コレクション

呉亜沙「My Position-coming and goings-」と山本麻友香「Blue Pond」の並ぶ”寺田小太郎の部屋”は幸せすぎ。ほんとに最高。ずっと眺めていたい。

With You, With Art
withart.jpg

しかし、作品というのは誰かの個人のコレクションになってしまえば、ほとんどの場合がもう公の場で見られなくなるわけだけど、この2つの作品は図版で見ていて本物を見たいとずっと思っていたので、ここで見られて本当に嬉しかった。

作品には2つの面があると私は考えている。もちろん買ってもらうのが作家にとってもいちばんいいのだけど、その作品は同時にパブリックな一面も持っているのだ。その作品が存在しているということ、いつ制作されてどういうものでどんなサイズでどこに所蔵されているのか、現状は個人に買われてしまえばそんなことさえも情報として消えてしまっていたりもするわけで。でもそういう情報はパブリックなものとしてあるべきなんじゃないか、と。

そんなことを考えながら。
呉亜沙さんのティッシュ配りのウサギくんの持っているティッシュが欲しくて欲しくてたまらなかった。笑

〜府中 府中市美術館(6/25)〜
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2006年06月25日

カルティエ現代美術財団コレクション展

こんな大掛かりな作品ばかりのコレクションとは思わなくて、ほんとにビックリ。普段はどんなところに保管されているんだろう???

ウィリアム・ケントリッジの「ステレオスコープ」が良かった。黒猫が特に。
あと、トニー・アウスラーの「ミラー・メイズ」。こういうインスタレーション好きだな。

川内倫子「キュイキュイ」はショートフィルムを見たような感覚で。ジワジワとくる余韻のある作品。作家にとってカメラはもう自分の目と同じで身体の一部なんだろうなぁと思う。自分のおじいちゃんとおばあちゃんをファインダー越しにずっと捉えていくという、ものすごく私的な現実でありながら客観的な視点。淡々と同じリズムでめくられていく写真。いろいろあっても、いろいろ感じても、時は誰にとっても同じにそうやって流れていくんだよね・・・。

〜清澄白河 東京都現代美術館(6/22)〜
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2006年06月24日

坂本繁二郎展

馬の優しい表情と柔らかな色彩に癒される。

雲がとってもステキ。


自信をなくしている時に会いに行くと、シャキッと気合を入れなおしてくれるブリヂストン美術館の聖猫くんが、今日はお出かけだったみたいで(石橋美術館に出品中)・・・会えなくて残念・・・。

〜京橋 ブリヂストン美術館〜
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2006年06月22日

現代中国★美術展

ダ・ヴィンチ・コード大流行の今日この頃だけど、飯田橋の日中友好会館美術館で現代中国の「モナ・リザ」を見ることができる。有料(一般400円)だけど、一見の価値あり、だ。

作家もアートフェアも最近何かと注目されている現代中国美術。
この展覧会もとても見応えがあって面白かった。

中国画というと水墨画のイメージが強いけれど、それだけではなくて、「え?これが水彩??」って思うような油彩のような水彩画があるのだ。油彩よりも潤い感と透明感がある。抽象画はないと言ってもいいくらい、具象、写実、人物がほとんどなのだけど、その細かい描写にこの油彩のような水彩がよく合っているのだと思う。

全部で70点弱、大きな作品が展示されていて、非常に迫力のある展覧会だ。
1950年、60年代生まれの中堅作家の作品が多いのだけど、全体を通して現代中国美術の勢い、パワーを強く感じる。面白いのは、個々の作品を通して、今の「中国」が見えてくるというか、社会事情であったり生活環境だったりが見えるということ。VOCA展とか公募の展覧会見に行って、「日本」って見えてくるだろうか・・・?少し考えてしまった。

〜飯田橋 日中友好会館美術館(6/20)〜
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2006年06月21日

「ヨロヨロン」束芋展

新作の「ギニョラマ」が日没後しか見られないということで、美術館が遅くまでやっている水曜日の夕暮れに行ってきた。

(しかし、原美術館が20時までやっている水曜日に、近隣のギャラリーは皆、水曜定休ってどういうことだろう・・・。あまり品川なんて行かないからギャラリーも合わせていろいろ見ようと思っていたのに・・・残念。)

高橋コレクションで見た「にっぽんの台所」も大きな装置で見るとまた違った面白さが。意外と、覗き込むようにして見た高橋コレクションの小さい映像の方がなんか恐さがあったような気がするのは、ある意味面白い。

先日日経新聞に束芋氏の記事が出ていて、ご本人がアトピー性皮膚炎だということを知って、私は妙に納得した。私も小さい頃からアトピー性皮膚炎で。皮膚感覚というか、外界との接点としての皮膚の意識というかそんなものをおそらく正常な人よりは感じていると思う。束芋氏の作品を見ていて感じるなんとも表現しがたい感覚が、そのアトピーという話を聞いて妙に納得、だったのだ。

チク、ジク、ピリ。そんな感覚。
外界との接点で感じるそんな痛痒いような感覚。
社会と自分、他者と自分の間に感じる微妙なズレや違和感。

この前、文化庁メディア芸術祭に行った時に映像の限界みたいなものをちょっと感じていたのだけど、「公衆便女」を見て、それが一気に取り払われた気がした。3面を使ったインスタレーション映像の構成と展開は素晴らしい迫力。「真夜中の海」も原美術館の構造をうまく利用していて、とてもステキなインスタレーションだった。

映像もすごいのだけど、私がいちばん感動したのは、現在連載中という朝日新聞の夕刊の小説(吉田修一「悪人」)の挿絵の原画。
朝日新聞を取っていれば良かった・・・とものすごく後悔。
今から取ろうかな・・・もう遅い?笑

〜品川 原美術館(6/14)〜
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2006年06月20日

塩保朋子 -ブレッシング ウォール-

最近見に行った展覧会で良かったもので、まだ開催しているものから書いていこうと思う。

昨年、スパイラルで見たときから注目していた塩保朋子氏。
INAXギャラリーでやると分かってからとても楽しみにしていた。

とにかく溜め息が出るような美しい空間。
ギャラリーの対角線に吊られた一枚の大きな白い紙。
薄い紙は信じられない細かさで切り描かれている。
これはもう「切り絵」という一言では片付けられない領域だろう。
薄暗い空間でその紙に一方向から光が当てられて。
細かく切り取られた穴から差し込む光で対角線の向こうに影ができる。
その影の空間が限りなく美しい。

一つ一つはとにかく細かいのだけれど、大気の流れ、風を感じるダイナミックな構図で、静と動が見事に調和している。

薄い紙が少し揺れると影も動く。
まるで光の花吹雪の中を歩いているような感覚。

もう2回行ったのだけど、終わるまでにもう1回行こうかな。笑

〜京橋 INAXギャラリー2〜
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2006年05月28日

中沢研 展

ギャラリーを半分に分けるように天井から細い針金が。
ちょうど「丹」の字のような形の針金。
ピンと張りつめているように見えるのだけど、ちょっと触れると、その長い足部分の針金がユラユラとゆれて、脆さも感じる。

まるで境界線のようにぶら下がっている針金の空間。
「広いところを抜けてこっちへどうぞ」とギャラリーの方に言われても、何かに遮られているような感じがして、恐くていけない。恐る恐る針金の空間に入る。

・・・とても不思議な錯覚が起こる。
針金と針金の間に挟まれた空間に見えない壁が存在しているのだ。
どうしてこんな感覚になるのか不思議なんだけれど、一歩一歩進むごとに針金の間にいくつもの壁が生まれて、自分の立っている場所が不安定になるような感覚に陥る。鏡の世界の入ったようなそんな感じもする。

たったこれだけのことで・・・と言ってしまうと作家さんに申し訳ない気もするけれど、細い針金に囲まれるいうことだけで、空間にこんな不思議な錯覚が起こるなんて、実に面白い!と思ったのでした。

〜銀座 ギャラリー58(5/27)〜
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2006年05月27日

篠塚聖哉展

「No Border-「日本画」から/「日本画」へ」で見た篠塚聖哉氏の個展。

MOTのときよりも断然いいっ!

どうしてだろう?
作品?空間?照明?
MOTのときは他の作家が強烈すぎたのかもしれない。

とにかくいいのだ。
特に正面の「ホバー(Hover)」という作品がステキ。
重厚な黒で覆われた画面。でも決して暗くない。
重いようで、でもふわっとした感じもする。
乾いているようで、でも湿った感じもする。
力強いようで、穏やかな感じもする。
・・・となんとも不思議な魅力・・・。

MOTで見た方には、ぜひオススメしたい。明日まで。
フタバ画廊は日曜日も開いている数少ないギャラリーなので。

〜銀座 フタバ画廊〜
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2006年05月26日

永禮賢 「birds of silence」

NADiffで現代アートの本をいろいろ見ていたら・・・。
店内の一角に積まれた写真集とヘッドホン。

「ヘッドホンをつけて、本を開き、ページをめくり、ヘッドホンをおいて、再び本を開いてみて・・・」と説明書きがあるので、そのまま言われたとおりに実行してみる。

ヘッドホンをする。
本を持って、ゆっくりページをめくっていく。
写真はほんとに何気ない日常の一コマ。
不思議なことに、耳に聴こえてくるわずかな音が、自分の動作に呼応しているというか、同じリズムで動いているような、そんな気がしてくる。
この呼吸のような感覚の音は何だろう・・・?
そう不思議に思いながら、見終わって、本を置く。

・・・コトッ。

!!!!
その時、その音の正体に初めて気づいたのだった。面白い!

自分の身の回りの微かな音、自分が作り出している音。
切り取られた日常の一コマ一コマを見ながら、意識しなければ消えてなくなりそうな小さなものに改めて気づく。
普段使わない感覚が研ぎ澄まされていくような展示だった。

〜表参道 NADiff店内(5/23)〜
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2006年05月24日

東亭順展

空の画。
アクリルの上にニスを塗ってそれをヤスリで丁寧に磨き上げている。
ツルツルな表面の空。
空そのものというより、何かフィルターを通して、もしくは映し出された空をみているような。幻想的・・・というより、仮想的というか、非現実的なの空、という感じがする。

なんだか空が遠い・・・。

ギャラリーの床にこんもりと砂が。そこに池の水面のように作品がある。水面に写っているのは、もちろん空。空の前面に薄い黄緑色の影。その黄緑の色が突き抜けるような眩しさで光っていて、吸い込まれそうになる。その空の映った水面の向こうには、とても静かで穏やかなもう一つの世界があるんじゃないか、と。そして壁にいくつかある空と山の風景は、その向こう側の世界の風景なんじゃないか、と。

それにしても、なんとも不思議な感覚の眩しさだ・・・。

〜表参道 ギャラリー同潤会(5/23)〜
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2006年05月22日

藤田嗣治展

行列に並ぶのは限りなくイヤ。
人と人の隙間から絵を見るのもほんとにイヤ。

そんなこんなで足が遠のいていた藤田嗣治展だけど、なんか社会現象のようになってしまってるくらいの人気なので、見ないわけには行かないかな、と最終日に行ってきた。閉館ギリギリに行けばそんなに人いないんじゃないかと思ったら・・・。同じこと考える人はいっぱいいるのね。4時半になってもあとからあとから人が。ほんとに、ビックリ。オジサンオバサンばかりかと思ったら、そうでもなくて、結構幅広い層が見に来ているみたいで。TVの影響力?なんだろうか。とにかく、ほんとに、ビックリするくらいの人。

でも見て良かった。今まで自分が見ていた(知っていると思っていた)藤田の作品(作風)は、ほんとにごく一部(一時代)であったのだと分かって驚くのと同時に、やっぱり、こうやって一人の作家の作品を年代で全て一同に見られるようにすることの意義は大きいなと感じる。
特に遺族が持っているものなのか、個人蔵になっている作品が多かったり、海外のいろんな場所に作品が散らばってしまっている作家の場合は尚更、そのことが重要な意味を持つと思う。

いちばんいいなと思ったのは、「アンナ・ド・ノアイユの肖像」。
不思議な魅力。さりげないようで凄いパワーを放っている作品。

時代的には、夢の世界〜子供たちを描いているあたりの感じが好き。

自由な人だと思う。この人はほんとに描きたいものをひたすら描いていたんだろうなぁ、と思う。

いちばん最後にあった、「礼拝」で、藤田自身が黒ブチめがねで登場していて、その姿が妙に漫画チックでコミカルで思わず笑ってしまった。
あれはかなり面白いと思うのだけど、そう思ったのは私だけ?かしら?(笑)

〜竹橋 東京国立近代美術館(5/21)〜
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2006年05月20日

石居麻耶展<彼方より来たるもの>

佐藤美術館で見たときから、ずっとずっと個展を楽しみにしていた。

作品をたくさん見たいって思っていたからほんとに嬉しかった。
なんてステキで、なんて幸せな空間なんだろう。

ごらくギャラリーの1階から3階までを埋め尽くす作品たち。それぞれの階ごとにテーマがあって。

以前見たときよりもより細かく削られていて、少しざらついた感じの表面は、砂浜や流れる風にぴったりだ。

ふと心に残る風景。輝くような一瞬のきらめきが全ての画に凝縮されている。

石居さんの画が多くの人の心を掴むのがよく分かる。「この光景を心にとめておこう」と思ったその風景が画に丁寧に表現されていて、画を見ているとそのときに感じていた自分の気持ちも一緒に、そしてそれがとてもキレイな形でよみがえってくる。決して踊りだすようなHappyな画ではないのだけど、なんでもない、そこにある光景の一つ一つに、光や風や音の一瞬のきらめきに、ありがとうって感謝したくなるような、ちょっとキュンと切なくなる美しさがそこにあるのだ。

そんな一瞬のきらめきと一緒に暮らしたいと思って、そして、30歳になった自分への誕生日プレゼントに、海の画を買いました。

〜新橋 ごらくギャラリー〜
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2006年05月15日

あおぞらDEアート

くもりぞらDEアート?という感じでしたが(笑)、なんとか雨も降らずに一日もってくれて、良かったです!
でも、そんな天気にも関わらずたくさんの方に来て頂いて、とっても嬉しかったデス!来てくださった方々、本当にどうもありがとうございました〜!

100人近い作家さんが会場にいたわけだけど、やっぱり作品と作家さんってリンクするというか、作家さんは作品に似ているというか・・・。違うか、逆だよね。作品が結局作家さんに似てくるんだよね。作家さんに会って、より作品を身近に感じることが出来るような気がしました。

昨年より子供連れのお客さんが少なかったのかなぁなんて思いましたが、それでも旗作りや指人形を楽しそうに作っている子供たちの笑顔を見ていると、どんなに大泣きの子供がいても(笑)、こちらまで幸せな気分になります。

昨日は私も前々から気になっていて欲しいなぁと思っていた作品がとてもお得な価格で出ていたので、迷わず購入!一度見たときからなんだか不思議に心に残っていた作品で。とっても嬉しい!! 毎日見て、一緒に暮らしてHappyになれるだろうなぁと思える作品に出会えるとほんとに嬉しいものです。

野外展というのはほんとに天気に左右されるし、いろいろリスクも多くて大変だけれど、でもやっぱり屋内にはない開放感というか、ふらっと立ち寄れる気軽さみたいのもあって、楽しいな、と。泰明小学校がもっと中央通りに近ければなぁ!なんて思うわけですが、次回は天候のことも含め、よりたくさんの人にアートに触れてもらえるようにイベントの企画を考えなくてはなぁと思った次第です。

本当にどうもありがとうございました!
来てくださった方々、チラシの裏面のギャラリーMapは今回のイベントに参加しているギャラリーの地図になります。ぜひぜひそれを片手にギャラリー巡りしてくださいね!

〜銀座 銀座泰明小学校(5/14)〜
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2006年05月13日

松村浩之展

昨年のアトラス展で見た松村浩之氏の個展。

スルガ台画廊の壁いっぱいに大きな作品。作品そのものも大きいけれど、そこに描かれる黒人の大男と大きな手と、とにかくその迫力はスゴイ。でも”迫力”と言っても、それは瞬発的な迫力ではなくて、静かに重く響く迫力。

緑色のテーブルでこの大男たちが真剣に議論していることは何なんだろうと、とても気になる(笑。

ここからは全て私の全くもって勝手なイメージなのだけど。
作家の脳の中には、この大男たちが住んでいて、いつも何か議論しているんじゃないか、と。リーダーシップをとって話を進める男もいれば、議論を聞いてそうでボーっと考え事をしている男もいて、中には話の輪の中にも入れない暗い男がいたり・・・。

こんな筋肉ムキムキの大男が脳の中でいっつも話し合いしてたら、そこでの決定事項には絶対に反対なんて出来ないなぁなんて思いながら(笑)、自分の脳の中の自分の分身について、想像したりするのでした。

〜銀座 スルガ台画廊〜
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