2006年10月07日

池田学 展「景色」

会期が終わってしまう前にこの展覧会だけは書いておこうと思う。

ひとつ前の記事で書いた、私のテンションを一気にあげて頑張る勇気をくれた展覧会。

すごい。とにかくすごいのだ。

ものすごい映画を何本もいっぺんに同時進行で見たような。
それでも自分の視界には入りきらないところで他のストーリーがどんどん展開していく。端からずっと見ていってもその全貌を覚えきれない。

次元というか、軸がたくさんあるのだ。
同じ空間に凝縮されて描かれているのだけど、そこには複雑にそして巧妙にからみあって仕組まれている無数の軸があって、その軸の上でいくつものストーリーが展開していく。
すごいのはそれが決して適当に作られた軸ではなく、思いつきで継ぎ足されていくストーリーではないということ。

全ては、初めから、出来上がっていたんだ・・・。

でもただ思っているだけではなくて、その全てを形にしたことがすごいことなんだと、画が圧倒的な強さと大きさで語ってくる。

きっとこの画は、見るのも描かれたのと同じ時間だけ必要なんだって、そう思った。端から1日5cm角で見ていってそこにあるストーリーを想像しながら楽しんで、1年後に端にたどりついても1年前のストーリーを忘れてしまってまた元の端から新たなストーリーで想像しながら見ていける・・・・1年中窓拭きしている大きなビルみたいに。笑


自分の中に全貌が描けているなら恐れることはないんだって。
誰がなんと言おうと、どんなに時間がかかろうと、
焦らず、自分を信じて、根気よく描いていけばいいんだって。
とても小さな細かい一筆一筆が、
いつか圧倒的な強さでもって語りかけてくるときが必ずくるからって。

そんな勇気を私にくれた「景色」だった。


映画を見にいくくらい、たっぷりと時間に余裕をもって見にいった方がいいと思います!

〜中目黒 ミヅマアクション(9/22)〜
posted by sayaka at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | Exhibition | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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