2006年06月26日

コレクションの意味

このコレクションは、あくまで私個人の目と頭でつくったものですから、偏りの多い癖のあるものだと思います。しかしある面それがおもしろいのではと思っています。戦争・空襲を体験した私には、価値として何が残るかという意識が常にあり、財産を残してもとても空しい感じがするのです。不況と言われながらも、今の飽食の時代に人々は豊かな生活を重ね、その果てに何で満足するのか、自分の生きた証として何を残すのか。私は、最終的には芸術しかないと感じるのです。

〜寺田小太郎 府中市美術館「アートとともに」展覧会配布資料より抜粋〜
posted by sayaka at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | Words | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
寺田さんの言葉、同感です。昔、ユートピアをめぐる政治の世界に疲れた(?)アンドレ・マルローも同じようなことを書いてました。いわく「最後に残るのは芸術だ」と。そして熊野(?)の神社の静寂な空間と滝を見て佇みながら「日本にはまだ人間と自然とのプリミティブな往還が残っている。これは稀有なことだ」と言っていたような。
「最後に残る」ということは、いずれアートがひとびとのこころの最後の拠り所になる時代が来るということでしょうね。
Posted by mori at 2006年06月27日 12:57
moriさん、久しぶりのコメントありがとうございます。

>いずれアートがひとびとのこころの最後の拠り所になる時代

きっとでもその”時代”は全ての人に一様にやってくるわけではなくて、個々人にそれぞれのタイミングでやってくるものなんじゃないかなと思ったりします。。。
Posted by sayaka at 2006年06月27日 14:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/19895981
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。